宇和島市 独自の暴風避難情報
-命を守る 教訓を形に-

2020年5月1日放送

ポイント
① 2020年1月、宇和島で強い風による被害が出たが暴風警報が出ておらず有効な防災情報を出せなかった
② 宇和島市はこの教訓をもとに独自の防災情報の運用をスタート。レベル4で全員が安全確保を!

 

宇和島市独自の防災情報「レベル4で全員、屋内退避を!」

宇和島市は暴風警報が出ていない段階でも屋内退避などを呼びかけられるよう避難勧告などの判断・伝達マニュアルを見直し、2020年5月1日から運用を始めました。

宇和島市が新たに運用を始めたのは、強風や暴風の際に屋内への退避などを呼びかける防災情報です。
危険度によって“高齢者等屋内退避開始”や“屋内退避勧告”など5つに分かれ、市内7か所の風速計や気象台からの情報を市が総合的に判断し発令します。

⇒ 宇和島市ホームページ

 

伝えられなかった教訓を糧に

宇和島市ではことし1月27日、最大瞬間風速32.6メートルの強い風が吹き飛んできたパネルが歩行者にあたるなど、16人がけがをしました。
しかし、暴風警報は出されておらず、市は有効な防災情報を市民に伝えることができませんでした。

新たな防災情報は防災ラジオやメールで発信され、市は「暴風時には避難所でなく、自宅など身近な建物内へ退避してほしい」としています。


 

この情報は2020年5月1日現在のものです。